貸倉庫とトランクルームの違い
気軽に利用できる物品の保管場所として貸倉庫やトランクルームなどのサービスがあります。似たようなサービスに見えますが、それぞれ異なるポイントが存在します。貸倉庫の特徴は不動産賃貸借契によって行われることです。保管場所を貸し出すという形で契約を結んでおり、保管する荷物に対して業者は責任を負わない場合が多いです。貸倉庫は特に決まった呼称はなく、レンタル倉庫やレンタル収納などの呼ばれるケースもあります。対してトランクルームは倉庫業法に基づく物品を預かる寄託契約という形で契約を結んでいます。国土交通省の認可を受けた業者が運営しており、預かった荷物の保管保証があるのが特徴です。荷物の出し入れは業者が行うか、業者への申請が必要になります。
貸倉庫とトランクルームのそれぞれのメリット
貸倉庫のメリットは保管保証がない分、保管方法の自由度が高いことです。荷物の大きさや量に制限がないことが多く、大型の荷物や大量の荷物の保管に適しています。荷物の出し入れに業者が関わらないのも特徴であり、夜間での倉庫の利用も可能です。ただし、空調設備がないなど物品によっては保管に適さない場合もあります。気温や湿度の影響を受けにくい物品を保管するのにおすすめです。トランクルームのメリットは、セキュリティーがしっかりしており、空調設備も整っていることです。出し入れの業者が関わるのですぐには取り出せませんが、安心して預けられます。また、トランクルームでは大型の荷物を預けられないケースがあります。年に数回しか使わない物品や小型の荷物を預けるのに適していると言えるでしょう。
商品や物を届ける流れが、物流です。そこには工場から小売店、ショップから消費者への輸送は勿論、輸送時に必要な梱包なども含まれます。